おバカセ博物館



おバカセ博物館にようこそ。
このスペースでは世のバブルラジカセフリークの方々にはプア過ぎて
全く相手にされないおバカなプアオーディオを自己満足としてひたすら展示致します。

当館ではバブル/デフレの区別を付けず、管理人の赴くままにご紹介致しますので
熱狂的なコブラトップ信者・ドデカホーン信者・シーディオス信者などはお帰りください。
ハッキリ言って、マトモな機種・見る価値のある機種はほとんどありません
マトモな機種をご覧いただきたいのであれば、他の方々のページをご覧ください。


展示方法について

1.各機種ごとにページを分けてご説明させていただいております。
2.ご説明の項目は全体的な印象、各ブロックごとに分けた詳細の説明などに分割しております。
3.ご説明させていただいている内容は全て、管理人・CAZによる主観的な物ですが、実際に使っていて、
 気づいた点も盛り込んでおります。他のバブカセ収集家様と比べてしまえば解説内容は今ひとつかも
 しれませんが、この点についてはご容赦ください。
4.建前上では超初心者のつもりで書いてます。コア過ぎるツッコミは極力お控えください。
 (マニアック過ぎるツッコミを入れられてしまうと、お兄さんは泣いてしまいます)
5.ご説明の中にある画像は基本的に携帯電話のプアデジカメで撮ってます。画質は余り期待しないでください。



現在の所蔵展示物



クラウン CD-280
デーモン●暮閣下も学生時代に愛用したプアオーディオ・ブランド「クラウン」の
超エントリー機で超基本機能だけのCDラジカセ。
ちなみにデーモン●暮閣下が愛用していたのはCDなしダブルラジカセです。
(情報元は数年前のリクルート刊「じゃマール関東版」)


クラウン CD-600
上記CD-280が電機店で目玉商品として叩き売りされていた頃、
定番在庫品としてドデカホーンなどと同じ棚で売られていたこともある、
当時のクラウンとしては最高グレードの機種がこのCD-600です。
最高機種なだけに音質もCD-280とは雲泥の差。
しかしこれ、一部箇所のデザインがどっかで見たことがあるような・・・。


コルティナ CX-F500
スーパー最大手?のダイエーが業界に先駆けて展開したPB(プライベート・
ブランド)商品で、数ある同社のPB展開でも比較的早い時期に登場したPB、
COLTINA(コルティナ)ブランドによるCDダブルラジカセがCX-F500です。
日用雑貨の類に紛れてラジカセも作っていたようです。
そんなPB商品として誕生したラジカセ、CX-F500をご紹介致します。


フェアメイト DR-WX90
アマチュア無線機などで定評のあったフェアメイトがこんなモデルを出していた!!
ややアンバランスなデザインながらも存在感のあるどっしりとしたボディ、
整然と並んだ数々のボタン類はかの電子要塞・ドデカホーンCFD-900に
通じる感覚があります。フェアメイトなりの気合いが感じられるモデルです。
(こんなもんと一緒にされたら、ソニー信者には失礼ですが。)

おNEW!
テクノス GTC-40
廉価家電製品でおなじみの千住が販売するCDミニコンポです。
形式上はミニコンポですが、やってることはラジカセと一緒ですのでチョイス。
実勢価格5K円前後ですがスピーカーに手を入れると・・・!?

おNEW!
ソニー CFS-DW45
おバカセ博物館所蔵品では珍しい、有名メーカー品です。
ソニーのラジカセと言えば今は亡きドデカホーンでしょう。(ソナホークはマイクロコンポと解釈)
ドデカホーンと言えば巨大なボディに豪華な装備が定番ですが、おバカセ博物館では
残念ながらそういった定番品は取り扱いません。
目の付け所はさすがおバカセ博物館・・・的なマイナー機種をご紹介致します。




◆CAZより、ちょっと一言/「クラウン」という会社について:
当館で展示しているCD-280、CD-600を含め、この頃発売されたクラウン製品にはOEM(取引相手先ブランド)として
販売されていたものが存在します。

少なくとも日本国内ではカシオ計算機(株)へ向けて生産された製品を今まで数機種、確認しています。
基本的な機能や装備はクラウンの製品に準じたそのままの状態で、唯一の違いはブランドロゴがCASIOに変更されて
いるだけです。ただし、一部のラジカセにおいてはスピーカーのサランネット部に「モデル名」や「DIGITAL」といった表記の
ペイントが白抜きでデザインされていたりと微妙な差別化を図ったものも存在します。

90年代に入り、業績不振に陥ったと思われるクラウンは企業買収などにより組織変更され、オーディオ関係から業務撤退します。

そしてクラウンの業務撤退により、OEMの仕入元を失ってしまったカシオ計算機は新たなオーディオ製品供給元としてそれまで
フェアメイト・ブランドで無線機、オーディオ機器を製造・販売の他、色々な家電製品・玩具などの下請け開発・製造を行っていた
朝日コーポレーション(株)の株式を入手し、事実上、カシオ計算機の子会社とすることで、ここをカシオブランドのオーディオ製品
開発の拠点にしたようです。

特にポータブルCD/MDやカセットを省略したCDラジMDなどはそれまで下請け開発メーカーとして色々な技術を誇っていた
朝日コーポレーションならではのアイデンティティーで支えられていたものだと思います。

なお、現在はこの朝日コーポレーションも消滅(カシオ計算機に全権利を譲渡)し、(株)シーシーピーに統合されました。

今の所、シーシーピーブランドとして、オーディオ製品の取り扱いは行っていない模様です。




<クラウンの変遷>
※色々な方々のページからの情報、私なりの人脈(オーディオ業界系)からの情報をまとめてみました。

●1948年、旭無線電機という社名でラジオや無線機の部品製造を目的に創業?(クラウンはブランド名)
  クラウンブランドでラジオ本体、無線機本体も製造していたらしい。1950年代には社名がクラウンラジオに変更されたらしい。
●1970年代には大手スーパー、ダイエーとの資本提携により、プライベートブランド「BUBU」を取り扱い始める。
  社名がただの「クラウン」に変更されたのはこの頃。当時は業績も好調だったのか「世界125ヶ国で愛されているブランド」の
  キャッチフレーズで新聞広告に掲載されたり、アイドルグループ「キャンディーズ」をイメージキャラクターとして雑誌などの広告、
  同社主催の懸賞プレゼントキャンペーンのモデルとして起用していたようだ。
●1980年代前半の動きは不明。後半に入り、大手メーカー品のCDプレーヤーの価格がこなれてきた時代になると、コジマ電機を
  主要取引先として再び多くの消費者の前に現れるようになる。CDラジカセ、レコードプレーヤー付きCDミニコンポなどCDを基幹
  にした製品の他、CD部分を省略した俗に言う「モジュラーステレオ」、カラーテレビ、ビデオデッキなども製造したようだ。
  型番は残念ながら失念してしまったが、モジュラーステレオにはシャープ製と同型の製品が存在した。(どっちかのOEM)
●バブルが崩れ始めた1990年代にはクラウンという看板を下ろし、「宮越商事」という社名に変わる。
  社名変更の他、今まで続いていた自社ブランドによるオーディオ機器の製造も撤退したらしい。
●宮越商事(旧・クラウン)の現在・・・電気機器販売事業(OEM)、医薬関連製品卸売事業(医薬品、医療機器、健康食品等の卸売、
  輸出入業務)、物資等販売事業(家庭用品等や資材などの仕入商品の販売)など。
  現在は中国を拠点とした総合事業会社になっている。(クラウン時代に築いたルートをベースにしている模様)
  本社の所在地はクラウン時代と変更なし(東京都大田区大森北)。東京・大阪証券取引所 市場第一部上場。

  宮越商事さん、またクラウンブランドで復活してください!!少なくとも私は買わせていただきます!!



<朝日コーポレーション(現・シーシーピー)の変遷>
※シーシーピーさんのページからの情報、私なりの人脈(オーディオ業界系)からの情報をまとめてみました。

●1955年、朝日通商株式会社を設立。当初は貿易主体の会社。
  1970年代より本業である貿易事業をベースにOEM受託を開始すると同時にフェアメイトブランドでラジオ、無線機などを製造。
●1989年、朝日通商株式会社から株式会社朝日コーポレーションに社名変更。
●1991年、カシオ計算機株式会社と業務・資本提携。朝日コーポレーション名義で格安のラジコンなど玩具業界にも進出。
  この頃からカシオ計算機ブランドで展開していたAV機器のほとんどが朝日コーポレーションの手によるものとなる。
●2000年10月、朝日コーポレーションより営業譲渡を受け、カシオ計算機の全額出資により、カシオクリエイティブプロダクツ株式会社
  となり、事業を再開。(登記上は1997年3月25日設立のカシオSBC株式会社を社名変更し、2000年10月1日より事業再開)
●2000年11月、カシオクリエイティブプロダクツ株式会社から株式会社シー・シー・ピーへ社名変更。
  現在はAV機器の製造は行っていない模様。(液晶テレビ、キーボードなどは継続)



<クラウンがコジマ電機で活躍?していた頃の他社ブランド>・・・もちろん、うろ覚え。
●パナティアン(Panateyan) ●マルマン(Maruman/ゴルフメーカー) ●ゴールドスター(GoldStar・金星社/現・LG電子)
●プロスコ(PROSCO) ●トムソン(THOMSON/フランスで現役) ●マトリック(MATRIC/松木技研・今もコジマの定番)
●スカイトーン(SKYTONE/東京インペックス・現在もコジマの目玉商品の代名詞的存在)



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CD-280
CD-280
CX-F500
CX-F500
DR-WX90
DR-WX90
CD-600
CD-600
GTC-40
GTC-40
CFS-DW45
CFS-DW45
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